メタマスクの使い方 送金・ネットワーク切替・NFTゲーム接続の手順

「メタマスク 使い方」で検索する人の多くは、ウォレットを作ったあと、送金や接続、ネットワークの切り替えでどこを押せばいいか分からず手が止まっています。この記事では、送受金・ネットワーク切替・NFTゲームへの接続という3つの基本操作の手順に加えて、接続を切ったつもりでも権限が残るという見落としやすい仕組みまで、公式サポートの案内にもとづいて操作ごとに整理します。

この記事を書いた人
UFO Gamers編集部NFTゲームの始め方と稼ぎ方を、一次情報で検証するメディア

メタマスク公式ヘルプセンターの案内をもとに、送金・ネットワーク切替・dApps接続・権限管理の各操作を確認しながら整理しています。特定のトークンの購入や利回りは勧めません。

メタマスクの使い方は5つの操作で決まる

メタマスクの使い方の全体像をリスト化したイラスト

メタマスクの使い方とは、ウォレットの作成後に日常的に行う「送る・受け取る」「ネットワークを切り替える」「dAppsに接続する」「接続を管理する」「ガス代を確認する」という5つの操作の組み合わせです。ウォレット作成自体は別の作業にあたるため、この記事ではすでにウォレットがある前提で、その先の操作だけを扱います。

使い方の全体像を表で確認する

5つの操作のうち、NFTゲームを始める人が最初にぶつかるのは「dAppsに接続する」と「ネットワークを切り替える」の2つです。どの操作がどの場面で必要になるかを先に一覧にしておくと、手順を読む途中で迷いにくくなります。

操作使う場面頻度
送る・受け取る取引所からの入金、他ウォレットへの送金不定期
ネットワークの切替対応チェーンが異なるNFTゲームへの移動ゲームを変えるたび
dAppsへの接続NFTゲーム・マーケットプレイスの利用開始初回利用時
接続の管理使わなくなったサービスの権限整理数ヶ月ごと
ガス代の確認送金・接続・スワップのたび操作ごと

この記事で扱わない操作

ウォレットの新規作成・シードフレーズの管理・ウォレットアドレスの確認方法は、それぞれ手順が長く別テーマとして扱うほうが分かりやすいため、メタマスクウォレットの作り方を解説した記事にまとめています。トークンの交換(スワップ)も操作量が多く、スワップ手順を解説した記事で別途扱っています。

編集部

「使い方が分からない」と感じる場面のほとんどは、送金・接続・ネットワーク切替のどれか1つです。まずこの3つだけ押さえれば、NFTゲームは大体始められます。

使い始める前に版を選ぶ(スマホ版とPC版)

メタマスクのスマホ版とPC版を比較して選ぶイラスト

メタマスクはブラウザの拡張機能版とスマホアプリ版の両方で同じ機能を使えますが、操作の感触は異なります。拡張機能版はブラウザ上のNFTゲームやマーケットプレイスに一発で接続でき、署名や承認の画面もすぐに開くため、PCでゲームをプレイする人に向いています。スマホアプリ版はアプリ内のブラウザ機能からdAppsを開く形になり、外出先でNFTの保有状況を確認したいときに便利です。

拡張機能版とアプリ版の違い

大きな違いは、ゲームやマーケットプレイスへの接続経路です。拡張機能版はブラウザのタブとして開いたページに直接接続でき、承認や署名のポップアップもブラウザ上に表示されます。アプリ版はアプリ内蔵のブラウザで対象のサイトを開いてから接続するため、外部ブラウザのブックマークからは直接接続できない点に注意してください。

項目拡張機能版(PC)アプリ版(スマホ)
対応ブラウザChrome・Firefox・Brave・Edgeアプリ内蔵ブラウザ(iOS/Android)
dApps接続開いたタブに直接接続できるアプリ内ブラウザで開いたサイトのみ
向いている場面PCでのNFTゲームプレイ・スワップ外出先での資産確認・簡単な送金

対応環境の確認方法

プレイしたいNFTゲームがどちらの版を推奨しているかは、ゲームの公式サイトやヘルプページに明記されていることがほとんどです。両方インストールしても問題はなく、同じシークレットリカバリーフレーズで復元すれば、PCとスマホで同じアドレスの同じウォレットにアクセスできます。

  • プレイ予定のNFTゲームがPC版・スマホ版どちらを想定しているか確認する
  • PCでじっくり操作したいなら拡張機能版を追加する
  • 外出先での確認が多いならアプリ版を追加する
  • 両方使う場合は同じシークレットリカバリーフレーズで復元する

基本操作1 メタマスクで送る・受け取る

メタマスクで暗号資産を送金するイメージのイラスト

送金は、ホーム画面の「送金」を選び、受取人アドレスを貼り付け、送る金額とガス代を確認したうえで承認する、という4段階の操作です。受け取る側は、自分のウォレットアドレスを相手に伝えるだけで完了し、追加の操作は必要ありません。取引所からメタマスクへ資産を移すときも、受け取る側と同じ手順で自分のアドレスを入力先に貼り付ければ済みます。

送金の手順

送金画面では、まず「送金」ボタンを押して受取人のアドレスをコピー&ペーストで入力します。次に送るトークンの種類と金額を指定すると、ネットワークの混雑度に応じたガス代の見積もりが自動で表示されるので、内容を確認してから「確認」を押して署名すれば送金が始まります。

  • ホーム画面で「送金」を選ぶ
  • 受取人のアドレスをコピー&ペーストで入力する
  • 送るトークンの種類と金額を指定する
  • 表示されたガス代を確認する
  • 「確認」を押して署名し送金を実行する

受け取る側で確認すること

受け取る側は、ホーム画面に表示されている「0x」から始まるアドレスを相手にコピーして伝えるだけで完了します。取引所からメタマスクへ入金する場合は、取引所側の送金先アドレス入力欄にこのアドレスを貼り付け、対応するネットワークが一致しているかを送金前に必ず確認してください。

💡 ここだけ押さえる

初めて送る相手や高額の送金では、先に少額のテスト送金を行い、正しいアドレスと正しいネットワークに届いたことを確認してから残りを送ると失敗を防げます。

基本操作2 ネットワークを切り替える・追加する

メタマスクのネットワークを切り替えるイメージのイラスト

ネットワークとは、そのNFTゲームやトークンが実際に動いているブロックチェーンの種類のことで、イーサリアム・ポリゴン・アービトラムなど対応チェーンはゲームごとに異なります。画面上部のネットワーク表示をタップして切り替えるだけで、同じウォレットのまま別のチェーン上の資産やdAppsにアクセスできます。

ネットワークを追加する3つの方法

目的のネットワークがすでにメタマスク内の一覧にある場合は、ネットワーク表示から選ぶだけで切り替えが完了します。一覧に無い場合は、アプリ内の「追加ネットワーク」一覧からワンクリックで追加する方法と、Chainlistのようなサイト経由で追加する方法、RPC情報を手動入力する方法の3つがあります。

方法やり方向いている場面
アプリ内一覧から追加「追加ネットワーク」から候補を選び「Add」を押すポリゴンなど主要チェーンの追加
Chainlist経由で追加サイトでウォレットを接続し対象チェーンの「追加」を押すアプリ内一覧に無いチェーンの追加
手動でRPC入力ゲーム公式が示すRPC情報を自分で入力する上記2つで見つからない特殊なチェーン
  • 画面右上のネットワーク表示をタップして一覧を開く
  • 「追加ネットワーク」から目的のチェーンを探す
  • 見当たらない場合はゲーム公式サイトの案内に沿ってChainlistか手動で追加する
  • 追加後は必ずそのネットワークに切り替えてから操作する

ネットワークを間違えたときに起きること

対応していないネットワークのまま送金や接続を試みると、トランザクションが失敗してガス代だけが消費される、またはdAppsが資産を正しく表示できないといった不具合につながります。NFTゲームに接続する前は、そのゲームが指定するネットワークに切り替えてあるかを毎回確認する習慣をつけてください。

基本操作3 NFTゲームやdAppsに接続する

メタマスクをNFTゲームに接続するイメージのイラスト

NFTゲームやマーケットプレイスに接続する操作は、サイト側の「ウォレットを接続」ボタンを押し、表示されたメタマスクのポップアップで接続先のアカウント名を確認して「接続」を押すという流れです。その後、サイトによっては本人確認のための「署名」を追加で求められることがあります。接続と署名は別のポップアップで表示されるため、どちらの画面が出ているかを見比べる習慣をつけておくと安心です。

接続から署名までの手順

サイトの「ウォレットを接続」を押すとメタマスクが自動で立ち上がり、接続に使うアカウントを選ぶ画面が出ます。アカウント名を確認して「次へ」から「接続」を押すと、サイトはウォレットアドレスを読み取れるようになります。続いて署名画面が出た場合は、内容を確認してから「署名」を押して完了です。

  • サイトの「ウォレットを接続」を押す
  • メタマスクのポップアップでアカウント名を確認する
  • 「次へ」から「接続」を押す
  • 署名画面が出た場合は内容を確認して「署名」を押す

署名と承認どちらが危険か

承認(Approve)は、そのdAppsがトークンを動かせる範囲を明示的に許可する操作で、無制限の許可を出してしまうと悪意あるdAppsに資産を自由に移動されるリスクがあります。署名(Sign)はブロックチェーンに記録が残らないぶん被害の追跡が難しく、どちらも「内容を読まずに押す」ことが最大の危険要因です。

⚠️ 注意したい点

偽のセキュリティ警告画面を出して急がせ、本物と見分けがつかない画面で署名を求める手口が報告されています。急な警告ほど、一度手を止めて公式サイトから状況を確認してください。

編集部

「接続」ボタンだけならアドレスを見られるだけですが、「承認」や「署名」の画面が出たら、内容を読まずに押さない。この差を覚えておくだけで危険度が大きく変わります。

接続・切断・取り消しの違いを整理する

メタマスクの接続と権限を見直すチェックリストのイラスト

メタマスクの使い方でもっとも誤解されやすいのが「接続を切断すれば安全になる」という思い込みです。実際には、接続の切断(Disconnect)とトークンの権限取り消し(Revoke)は別の操作で、片方だけ行っても資産へのアクセスが残ることがあります。この違いを知らないまま放置すると、使わなくなったサービスにいつまでも権限を渡した状態が続きます。

切断してもトークン承認は消えない

メタマスク公式のヘルプセンターでは、dAppとの接続を切断すると、そのサイトがウォレットアドレスや残高を見られなくなる一方で、以前に与えたトークンの承認(Approve)自体は取り消されず、そのdAppがトークンにアクセスして移動できる可能性が残ると案内されています(2026年9月確認)。切断は「見えなくする」操作、取り消しは「権限そのものを消す」操作という違いです。

操作意味資産への影響やり方
接続(Connect)dAppにアドレスを読み取らせるアドレスと残高が見える状態になるサイトの「接続」ボタン
切断(Disconnect)dAppとの接続を止める見られなくなるが、既存の承認は残る「Dapp connections」から解除
取り消し(Revoke)与えたトークンの承認を0に戻すそのdAppはトークンを動かせなくなるMetaMask Portfolioや専用ツールで署名

権限を見直す頻度の目安

取り消し(Revoke)は承認額を0に戻すためのトランザクションで、送金と同様にガス代がかかります。すべてのdAppsを毎回取り消す必要はなく、遊ばなくなったNFTゲームや使い終わったマーケットプレイスへの許可を、数ヶ月に一度まとめて見直す運用が現実的です。

  • MetaMask Portfolioや接続管理画面で現在の許可先を一覧表示する
  • もう使っていないNFTゲームやマーケットプレイスを探す
  • 対象の許可を選び取り消し(Revoke)を実行する
  • ガス代がかかることを踏まえてまとめて処理する
💡 ここだけ押さえる

「接続を切ったから安全」ではなく「使わないdAppsの承認を取り消したから安全」が正しい理解です。切断はあくまで見え方を変える操作にすぎません。

編集部

接続・切断・取り消しの3つを表で覚えておくと、他の解説記事を読んだときも混乱しにくくなります。

使い方でよくある失敗と対処法

メタマスクの操作に失敗して困っているイメージのイラスト

メタマスクの使い方でつまずく場面は、ガス代不足によるトランザクション失敗と、接続したはずのゲームに反映されないという2つのパターンにおおむね集約されます。どちらも原因が特定しやすく、確認する順番を決めておけば自分で解決できます。慌てて何度も操作をやり直す前に、次の2つの確認だけ先に済ませてください。

ガス代が足りず失敗する

送金や接続時の承認には、送りたいトークンとは別にそのネットワークの基軸通貨(イーサリアムならETH)がガス代として必要です。基軸通貨の残高が足りないとトランザクションは実行されずに終わるため、送金前にウォレット内の基軸通貨の残高を確認しておくと失敗を避けられます。

  • 送りたいトークンとは別に基軸通貨の残高があるか確認する
  • ネットワークの混雑時はガス代の見積もりが変わることを踏まえる
  • 不足していれば取引所などから基軸通貨を追加で入金する

接続してもゲームに反映されない

接続の操作自体は完了していても、ネットワークがそのゲームの対応チェーンと違っていると、資産やアイテムが表示されないことがあります。まずネットワーク表示を確認し、ゲームが指定するチェーンに切り替えたうえで、いったんページを再読み込みしてから接続し直すと解決するケースが多いです。

編集部

困ったときはまず「ネットワークは合っているか」「基軸通貨の残高はあるか」の2点から確認すると、原因の切り分けが早くなります。

よくある質問

メタマスクの接続だけで資産を送金されることはありますか

接続(Connect)だけの操作では、dApps側がウォレットアドレスや残高を読み取れるようになるだけで、資産を勝手に移動されることはありません。資産の移動が発生するのは、送金操作か、承認(Approve)を通じて権限を渡した後にそのdAppsがトークンを動かした場合です。接続画面と承認画面は見た目が似ているため、どちらの画面が出ているかを毎回確認する習慣が安全につながります。

複数のNFTゲームに同時に接続してもいいですか

同時に複数のdAppsへ接続すること自体に問題はなく、実際に複数のNFTゲームを並行してプレイする人も多くいます。ただし接続先が増えるほど承認した権限の数も増えていくため、数ヶ月に一度は接続管理画面で一覧を確認し、使わなくなったサービスの権限を取り消しておくと安全性を保ちやすくなります。

ネットワークを追加するときに費用はかかりますか

ネットワークをメタマスクに追加する操作自体には費用はかかりません。費用が発生するのは、そのネットワーク上で実際に送金や接続の承認、スワップなどのトランザクションを行うときのガス代です。ネットワークを追加しただけの状態では、資産も操作も発生しないため安心して試せます。

ガス代はどのトークンで支払いますか

ガス代は、送りたいトークンの種類にかかわらず、利用しているネットワークの基軸通貨で支払います。イーサリアムメインネットならETH、ポリゴンならPOLといった具合に、ネットワークごとに指定された基軸通貨が必要になるため、送りたいトークンだけでなく基軸通貨の残高も別に確保しておく必要があります。

まとめ

メタマスクの使い方は、送る・受け取る、ネットワークを切り替える、dAppsに接続するという3つの基本操作を覚えれば大部分をカバーできます。そのうえで、接続の切断とトークンの権限取り消しは別の操作であり、切断だけでは以前に与えた承認が残るという点を理解しておくと、日常的な操作での不安が減ります。困ったときはネットワークと基軸通貨の残高から確認する順番も、あわせて覚えておいてください。

ウォレットの作成手順からやり直したい場合はメタマスクウォレットの作り方の記事を、トークンの交換方法はスワップ手順を解説した記事を、メタマスクの基本的な仕組みからおさらいしたい場合はメタマスクとは何かを解説した記事を、ほかの関連記事はNFTゲームの記事一覧でも確認できます。

SHARE X f L